ようこそ!ピアノのKazumi先生の音楽よもやま話です。
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◆何についてお話ししようかと、いつも考えるのですが、3月8日に、私事ですが、ヴァイオリンの方と演奏会をしますので、今回ヴァイオリンの歴史について、お話ししますね。
ヴァイオリンの先祖と言われている楽器は、アラビアのラバーブ、15世紀スペイン、フランスで使われた、レベックだと言われています。
それから16世紀中ごろのルネッサンス文化の頃、現在のヴァイオリンが誕生したので、そんなに昔ではないんです。
はじめて作られたのはヨーロッパアルプの周辺で、その後イタリア北部で次々作られ、現在の名器といわれるものはこのころ作られたものです。
ストラディヴァリ、グァルネリ、アマティって名前のヴァイオリンを聞いたことがありませんか?この名前は職人の名前で、彼らの作ったヴァイオリンは、作られてから現在までの約400年の間、人から人へ渡り歩き、現在もこの地球上のどこかで変わることなく、その音色を私たちに聞かせてくれているんです。きっとこれらのヴァイオリンたちは、私達以上にいろんな事を見てきたんでしょうね。
※写真↑は、アンドレ・アマティ作の現存する最古のヴァイオリンです。
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◆みな さんはコーヒーはお好きですか?私は大好きで、カフェイン中毒じゃないかと疑われるほど、暇があれば飲んでいますね。1日10杯は軽くこえます。こんな私より もコーヒー好きだったクラシック音楽の有名な作曲家がいるんです。みなさんもよくご 存知の、ベートーヴェンとJ.Sバッハなんです。
ベートーヴェンは、コーヒー1 杯分に豆60粒を正確に数えて挽き、ミルにもこだわってトルコ式のものを使用して、愛飲していたそうです。現在もこのベートーヴェンの愛用したミルは、「ベートーヴェンミル」と呼ばれて、その形をとどめています。
J.Sバッハは、ベートーヴェンほど好きではなかったようですが、彼の生きていた18世紀半ば、ドイツの社交界ではコーヒーが、大流行していたので、バッハは、「カンタータ第211番、コーヒーカンタータ」 という曲を作曲しました。カンタータとは、声楽曲なんですが、詩の内容は、 「コーヒーなしでは、昼も夜も明けない」という、娘と父親の掛け合いになっていて、バッハの作品のなかでは、かなり異質をはなっています。今も昔も変わらず愛飲されている、コーヒーってすごいですよね。
私も胃をいためないようにほどほどに、こ れからも愛飲していきたいとおもいます。
※写真↑はドイツ、アルンシュタットにあるバッハの銅像です。
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◆以前「グレゴリオ聖歌」のページで癒しの問題に触れましたが、今回は、"癒されたい"と思っておられるかたに、「こんな時にきくのがおすすめ!」という曲を取り上げてみようと思います。
まず、"癒される"というのは、どんなときか?といいますと、脳からアルファー波がたくさん出ているとき、"癒されている"という状態になります。不思議な事に、クラシック音楽は生物の生命リズムに同調するものが多くアルファー波がたくさんでるそうです。
さあ、ではここで、こんな時こんな曲をきけば。。。というおすすめの曲を書い
ていきたいと思います。
◆朝の目覚めによい曲 ♪グリーグ作曲 「ペールギュント」より "朝"
◆夕食のBGM ♪J・シュトラウス作曲 "美しき青きドナウ"
◆失恋した時 ♪ベートーヴェン作曲 "エリーゼのために"
◆イライラするとき ♪ベートーヴェン作曲 "運命"
◆なかなか眠れない時 ♪J.Sバッハ作曲 "主よ人の望みの喜びよ"
などなどです。お試しくださいね。
※写真↑はドナウ川から望むシェーンビュヘル城 (オーストリア)。反対にお城から見るドナウ川はどんな景色なのでしょう?
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