音楽&教育 カテゴリー
国立ミラノヴェルディ音楽院つづき
2006.12.30
カテゴリー:音楽&教育
大掃除と言っても小さな家だから大変なことはないが、人並みに窓ふきからはじめた。風呂とトイレは日頃から気になる汚れは拭くよう心がけてはいるが、風呂場の汚れがすこし気になり洗い始めたら、普段は目に付くところだけ洗うので、隅々に以外と汚れが溜まっていて、思ったより時間がかかってしまった。少し疲れてはいるが良い話なので、昨日の続きを書くことにする。
国立ミラノヴェルディ音楽院は日本でいう東京芸大のような学校で、今年のヴァイオリンの受験者は90人、そのうち約10人が合格。受験に至ったいきさつは長くなるのでと説明がなかったがお嬢さんはトップで合格。両親は勿論ヴァイオリンの先生すら予想もしなかった成績だったそうだ!彼女のメールには次のように書かれていた。
『ミラノには他にも学校はあるようですがレベルはヴェルディ音楽院が最も良いらしいのです。ただ、この学校は入試制度が複雑で、知り合いがいなければ願書を出すのも難しいと思われます。新入生の募集案内等が全くありませんし、日本で当たり前だと思われている情報の収集方法が通用しません。試験の課題曲も無かったのですから。。。。
またイタリアの学校の場合言葉ができなければお手上げです。英語を話す先生があまりいません。私自身も今までの経路をどう説明したら良いか判らないぐらい複雑でした。イタリアの場合は言葉ができないと前に進まないことが多いのです』
先日の問い合わせを頂いた方がもしこのブログを読んでくださっていたら(多分見てもらえてないと思うが・・・)参考になるのではないかと思いemi先生に断らずに掲載した。
emi先生からのメールを見て思った。人は縁によって動いているのだと。昔の人(母や祖母など)はよく「ご縁があれば」とか「良いご縁に恵まれ」とか口にしていた。どうやら努力だけでは良い縁に恵まれないらしい。emi先生のメールには更に驚くことが書かれていた。
『娘の受験をきっかけにスカラ座のアカデミーのご意見番的存在の先生とお知り合いになり、私がその先生のオーディションを受けることに。。。。これまた予想しなかったことですが、何が幸いしたのか先生のクラスにとって頂けることに。。9月から月1回のペースで再び声楽の勉強をはじめました。思ってもみなかった方向にトントン拍子に話が決まり自分のことではないような。。。正直そんな気分です。
学生の頃から本で読んだり聞いたりしていたベルカントを非常に優秀な先生のもとで勉強できることは本当に嬉しいことです。レッスンの一回一回がとても新鮮で。。。。お恥ずかしい話ですが息の吸い方から全てを丁寧に教わっています。』
まさしくすばらしいご縁と私も自分のことのように嬉しい!
食堂街の通路でとても可愛い外人の子供に会った。あまりに可愛いので、写真を撮らせて欲しいとお母さんと話していたら、動き回る坊やをお父さんが抱っこしてくれた。お父さんは日本人かと思ったが、仕事でブラジルから来たそうだ。これも不思議なご縁かな?