音楽&教育 カテゴリー
小さな木の実
2005.10.25
カテゴリー:音楽&教育
駐車場の向かいのお宅(葡萄を植えていたお隣)にピラカンサがいっぱい実っていた。「わぁ~秋だなぁ~」と思う。
ビゼー作曲の「小さな木の実」を途端に思い出した。原曲は「美しいパースの娘」の中のアリアで、「カルメン」ほど有名でないせいか、演奏されることは少ない。でも、「小さな木の実」だけは学校でも良く演奏される。
この曲に海野洋司氏が歌詞をつけ、NHKの「みんなのうた」で発表されてから愛唱されるようになった。でも原曲は海野氏のものとは、全く違う内容のようだ。
日本で歌われる歌詞は、少年とその父の物語で、もともとそうであったような錯覚を覚えさせるほどメロディーにマッチし、胸が熱くなる。
接写にすると、一瞬柿に見える。小さな木の実とはほど遠くなった!
小さな木の実
作曲:ビゼー
作詞:海野洋司
1.小さな手のひらに ひとつ
古ぼけた木の実 握り締め
小さな足跡が 一つ
草原の中を かけて行く
パパと二人で 拾った
大切な木の実 握り締め
今年また 秋の丘を
少年は 一人かけて行く
2.小さな心に いつでも
幸せな秋は あふれている
風とよく晴れた空と
暖かいパパの思い出と
坊や強く生きるんだ
広いこの世界 お前のもの
今年また 秋がくると
木の実はささやくパパの言葉