音楽教育(レッスン) カテゴリー
ギター弾きの爪 長さと形は人それぞれ トレモロなど
2021.09.30
カテゴリー:音楽教育(レッスン)
昔から「苦髪楽爪」と言う四字熟語がある。「苦労すると髪が早く伸び、楽をしているときは爪が早く伸びる」と言う意味だが、コロナのお陰でレッスンに出かけることが少ないせいか、今までより爪が早く伸びるような気がする。
クラシックギター弾きにとって爪は天然ピック、極めて大事に扱わなければならない。過去には何度か演奏会直前に破損したり、ひびが入ったりで、悩んだことはあったが、幸い私の爪は丈夫な方で、心配することは比較的少なかった。
爪の悩みが少いので、つけ爪の研究は熱心ではなかったが、それでも爪の弱い人のために研究した結果、当時美容用のつけ爪で透明なものが発売されていたので勧めていた。心斎橋にまだ「ヤマハ楽器店」があった頃、売り場に透明プラスチック製つけ爪を偶然見つけ、必要な人には勧めていた。
爪は家事で痛めやすく注意が必要で、特に重曹を含む洗剤は炊事には最適だが、手袋なしで使うと必ず爪を傷める。
クラシックギターで誰もが身につけたいテクニックに「トレモロ」がある。だがこればかりは爪が命でしかも長さと形が問題になる。変形した爪や爪が無くてはバランスの良いトレモロは望めない。つけ爪も努力によっては可能かもしれないが・・・。
トレモロは勿論クラシックギター弾きにとって、爪の最適な長さは人によって違う。手の形と指の長さと丸み(肉付き)関節の柔らかさ、など人それぞれ違うからで爪の形と長さも、それぞれが研究する他ない。練習を繰り返し自分にとってベストな長さを見つけることをお勧めする。
「爪」と「トレモロ」に関して「旧ギターワンポイントレッスン」にいくつか記述している。
下記タイトルでリンクしているのでご参考に!