音楽教育(レッスン) カテゴリー
ギターの練習 手が小さい人の悩み
2020.06.06
カテゴリー:音楽教育(レッスン)
手の小さい人はギターに限らず、ピアノでも楽器の練習で悩むことが多い。ギターの場合は左手だけの話で、ピアノのように両手が同じぐらい広がらないと困ることはない。
手が小さいと指板を押さえるとき正確に押さえられない、と悩むかも知れないが、この場合手の大きさが問題ではなく、どれだけ広げられるか?が問題になる。
手の大きさは先天的なもので、大きくする方法はない。大きいに越したことはないが、小さくても大きく広げることは訓練でどうにかなる。勿論関節の柔軟性も関わるかも知れないが、努力によって成果を上げることはできる。体操競技やフィギュアスケートの選手などを見ると、開脚で180°広げられるが、一般人は訓練しない限り広げられない。
脚も指も同じと思う。訓練すれば最大限広げることが出来る。勿論子供の時から訓練するのが効果的ではあるが、ある程度の年齢に達しても、全く効果がない訳ではない。個人差や努力の違いはあっても、常に広げていれば、広げない指よりは大きく広がる。
因みに私の右手と左手は普通サイズの指と思うが、広がりを測ると右手に比べて左手の方が2㎝は多く広がる。広げる努力は何日かかるか?何年かかるか?分からないが、努力は必ず報われると信じている。
念のため日本人の指の長さを表示しているサイトを参考までに見てみた。手首の最初の皺から中指の先までの寸法。
「人工知能研究センター」
男性 最小値 163.5㎜ 最大値 203.7㎜
女性 最小値 150.6㎜ 最大値 191.6㎜
「サイズ.jp」 2004~2011に日本人男女530名に対して行った調査結果
男性平均 183.4㎜
女性平均 169.3㎜
指が長くなおかつ広がれば天下無敵となるが、演奏は指が長いだけで解決する問題でなく、手の大きさだけで劣等感を持つ必要はなさそう。手の小さい人は安心して広げる努力をして練習に励むべきと思う。
2013年に来日した英国の巨匠「ジョン ウイリアムス」のチラシ。この画像で見る限りヘッドの糸巻きなどの大きさと比べると手はかなり大きいと思われる。