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ギターレッスン第6回「一番悩む右手親指」
2013.12.13
カテゴリー:音楽教育(レッスン)
ギターレッスン第6回「一番悩む右手親指」
第5回グリップの話で左手親指について話しましたが、右手親指も上達するための大切なポイントです。特にクラシックギターの場合、右手は丸く垂れ下がった形(セゴビアが勧める招き猫の手のような)にし、親指を突き出して人差し指との関係が「X」の形になるようにします。一流の演奏家はすべてこのホームを保持していて、この形が決まれば上達への近道となります。
ところが指は以外に頑固者で、いくら言って聞かせても言うことをきいてくれません。何度も何度も言って聞かせないと、すぐ小指側に傾き、親指は人差し指の中に隠れてしまうのです。まるで聞き分けの悪い子供と同じです。この「X」の形を保持できれば、親指は迷わず弦に当たり、他の指も不思議に追随し思い通りに動いてくれます。
アコギの時もこの形でピックを持つと力が抜け、ストロークやアルペジオがとても弾きやすくなるでしょう。