音楽教育(レッスン) カテゴリー
ギターレッスン第5回 グリップ(左手握り)
2013.11.25
カテゴリー:音楽教育(レッスン)
前回半音階の話をしましたが、ここで大切なことは、裏で支えている親指の問題です。各指がフレットに対してまっすぐになるためには、親指が常に一定の場所に固定されていなければなりません。親指がふらついていると、表に出ている指(子供たち)が迷います。
私は基本的にクラシックグリップ(親指がネックからはみ出さない)を勧めていますが、アコギの場は、ロック式グリップ(親指が6弦を押さえられるようにはみ出す)が必要になるときがあり、通常このグリップでもよいのですが、半音階の練習は、クラシックグリップにしなければ、指が垂直になりません。言うまでもなく、クラシックギターの場合は親指がネックからはみ出すことはありません。
例えばオープンコードのAmからDmに移動するとき、親指の位置と方向が決まらないと、思うようには動いてくれません。FやBmなどのバレーコード以外は、親指の位置が変わることはありません。曲げないでしっかり力を入れて子供たちの指(他の指)を守ってあげましょう。お父さん指の役割は重要です。
左ギタークラブ「アルハンブラ」、中央T君、右Buchel Charles(1872-1950)の絵画(親指が他の指をしっかり支えている)