音楽教育(レッスン) カテゴリー
ギター上達 両手とも親指がポイント
2011.04.25
カテゴリー:音楽教育(レッスン)
東日本大震災直後、被災された方々を思うと、ギター上達の話など書けなかった。でも幸い被災しなかった私が、いつまでも悲しんで自粛しても、何も役立たない、むしろマイナスになると、元の生活にもどしつつある。
毎日のレッスンで思うのは、クラシックギターは全部の指を使わなければならないし、アマチュアの愛好者が多く、それだけに悩むことが多い。初心者の殆どは、理想的な手の構え(ホーム)ができず、思うように動いてくれなくて悩む。
子供のときから始めるか、若くしてレッスンをすれば、体も心も柔軟でホームを築きやすいが、歳を追うごとに自分の手でありながら、まるで他人の手のような感覚にさいなまれ苛立つ。
他人事のように話すこの私も、幼児から始めた訳でなく、今日までどんなに悩んできたことか!幸い素晴らしい先生に恵まれ、これまで頑張ることができた。だから、気がついたことは伝えておこうと思う。
2月に左手の問題を何度か取り上げ、右手もいずれ触れる予定だったが、今日は特に両手とも親指を取り上げよう。
ワンポイントレッスンでも触れているが、10本の指は子供のころ、お父さん指~と言っていたが、何度も言っているように、指は人間の家族関係に似て、お父さん指が先頭にたってしっかり動けば、他のすべての指がついてくる。右手親指(p)について詳しくは 「ワンポイントレッスン」の
などを見てほしい。他にもいくつかあるかもしれない。
右手親指は人差し指より突き出し、押弦後、人差し指の中に隠れてしまってはいけない。そして弦に当てるときは、親指の一定の場所を狙い、浅いタッチで、余分な動きをせず、しっかり弦に当ててから弾く。左手親指は表面に出ている他の指の支えにならなければならない。全くお父さんそのもの!
教室のある助松神社の桜。今はもうすっかり葉桜になり、目に青葉、ホトトギスはいないが・・・。そうそう、昨日は鰹を食べた。初鰹かどうかは疑問。