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タブ譜
2011.08.07
カテゴリー:音楽雑記

現在音楽で使われる楽譜は五線譜と言われ世界共通のもので、楽器演奏には欠かせない。しかしギター演奏する若者の間で愛好されている楽譜に「タブ譜」というのがある。

 

「タブ譜」とはラテン語の 「tablature」 タブラチュア(一覧表を意味するラテン語)からきていて、起源は、紀元前2世紀にあると言われている。17世紀に入り五線譜が出現し使われはじめ、楽器によって記譜法が違う、タブラチュア譜は煩雑で、次第に衰退していった。

 

長い間廃れていたタブラチュア譜は、20世紀に入りポピュラー音楽の発展とともに、再びその存在が見直され、広く使われるようになり、「タブ譜」として脚光を浴びだした。

 

ギターで使われる「タブ譜」は、6本の弦(線)を表記し、その線上に抑えるフレット(場所)を数字で表すもので、いたって判りやすい。しかもギターはピアノや他の楽器と違い、同じ音を違う弦と、違うポジションで演奏することができる楽器で、どの場所で弾けばよいか悩むことが多いが、タブ譜はその場所と弦を示してくれるので、五線譜が全く読めなくても、ギターを楽しむことができる。

 

しかし私の個人的な考えでは、タブ譜のみに頼るのはあまり薦められない。タブ譜しか読めないと言うことは新しい曲に挑むとき、タブ譜つき楽譜がなければ練習ができないということになるからだ。

 

しかもタブ譜からは、和音、リズム、曲想など、音楽の流れを即座に感じ取るのが難しい。それが最大の欠点だと思う。

 

クラシック曲の演奏には不向きで、必ず五線譜を学んでほしい。万国共通の五線譜は、世界中の人と音楽で会話ができ、あらゆる楽器演奏家と楽しむことができるから。

 

 

 

 

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先日の発表会でソロ演奏の模様。

 

 

 

 

 

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