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京都 高台寺から圓徳院そして掌美術館へ
2015.04.14
カテゴリー:歴史
桜の季節にはボランティア演奏の元相棒、愛子さんとよく京都に出かけた。一つにはワイヤークラフトデザイナー、紗漫さんの作品を見る楽しみがあったが、紗漫さんが他界してからは、出かける機会が少なくなっていた。
久しぶりに愛子さんと京都に出向いた。紗漫さんの店は「ねねの道」にあったのでどうしてもその方向に足が向く。高台寺の向かい側にある、お店で買い物をしたら、高台寺の拝観券をいただいた。
高台寺の入り口で外国人カメラマンらしき人が庭園で舞妓さんを撮影をしていた。やはり舞妓さんをアップで見てみたい方のためにアップを! 右: 開山堂を望む庭園。
桜は終わりかけていたが、美しい庭園をゆっくり鑑賞すると、京都の風と香りそして風景に心が洗われ、ゆったりした気分に浸ることができた。拝観券は他に「圓徳院」と「掌美術館」に入館ができるようになっていて、圓徳院は拝観したことがなく喜んで赴いた。
圓徳院は「北の政所ねね」が安置されていて、庭園は伏見城から原形どおり移し、元は池泉回遊式だったが、現在は枯山水になっている。ふんだんに配置された沢山の巨石は地方の大名から寄贈されたものとか。桃山時代の豪華、豪胆さを誇る素晴らしい庭園だった。庭園の片隅に当時のまま再現された茶室と「つくばい」(手水鉢)があり、桜の季節にはお茶会が催されるようで、いくつかの席が用意されていた。
久しぶりの京都はやはり「雅」。火曜日なのに観光客は多く、落胆したが、ここ圓徳院はさほど混雑していなくて、久しぶりにゆっくり心の洗濯が出来る良き一日になった。
庭園は四方に広がり全景は撮影出来なかった。中央:「つくばい」のある茶室。普通「つくばい」は丸いと思っていたが、北の政所が使ったのは四角だった!桃山時代のつくばいは四角だったのだろうか?