行事 カテゴリー
長崎原爆被爆77周年と千羽鶴
2022.08.11
カテゴリー:行事
8月9日は長崎の「原爆の日」にあたる。TVでライブを見たが、地元高校生が歌う合唱「千羽鶴」を聞き、作詞 作曲共に素晴らしく聞き惚れた。
千羽鶴と言えば日本の年配者なら殆どの人は折れる。小学生から折ることが出来たが、現在の小学生は知らないのではないだろうか?一人の小学生に聞くと作れないと言う。
クラシックギター国際コンクールが毎年、パリで開かれていたのは随分昔で、ある年「現代ギター社」がコンクール演奏会に合わせツアーを計画、優勝者による演奏会が鑑賞できるというので参加したことがあった。
そのツアーの仲間(出演者ではない)とある日昼食を取るため、レストランに入った。どうやら家族経営の庶民的な食堂といった感じの店だった。店主の息子と思われる小学低学年ぐらいの坊やが店内で退屈そうにしていた。
私はテーブルにあるナプキンで折り鶴を作り、息を吹き込んでその子に飛ばせる形を取りながら渡した。その可愛い坊やは手を持ち上げ、店内を飛んでる気分で楽しそうにグルグル回り出した。
おそらく鶴とは知らなかったと思うが「トリ」であることは分かったようだ。あの坊やはもうオジさんになっているが覚えているだろうか?
千羽鶴のお陰か?今では日本の「折り紙」が世界で注目されている。折り紙の素晴らしい発想と技術が更に広まり、そして千羽鶴を通して世界中に平和をもたらすことができれば日本も捨てた物じゃないが、そんな単純で甘いものではないと、ウクライナを見て思う、長崎原爆記念日の今日のことである。
原爆被災者の方々に献花したいが機会に恵まれない。せめて百合の花をアップしよう。