発見 カテゴリー
ぶどう
2005.09.20
カテゴリー:発見
大阪のブドウの産地としては河内長野が有名で、わが家からは近いが、実際に実っているのをゆっくり眺める機会は少ない。もちろん葡萄狩りにも行ったことがない。乗り物の中からぶどう畑をぼんやり眺めたことはあるが、ワイン好きな私としてはちょっとそこのところが不満ではある。
教室の近くに借りている駐車場は、向かいが普通の人家で、真向かいの家の主婦はどうやら園芸の趣味らしく、いつもいろんな花が咲いていて、ある日一本の葡萄が入り口に植えられ、門の代わりにつるを這わせていることに気づいた。
そのうち小さな実がつき始め、新聞紙でカバーが掛けられたが、カバーからはみ出したその一房を撮らせてもらった。房は決して美しくもないし、美味しそうには見えないが、こんな住宅の中でも必死で実をつけるぶどうが、なんだか愛おしい。
育てた主婦が言うには、「美味しかったと主人が言ってました」とのことだった。このぶどうの名誉のために付け加えておこう。