日記 カテゴリー
時計の落とし物 その後
2008.12.09
カテゴリー:日記
「淀屋橋駅」で拾得物の届け出がないか尋ねたがなかった。悔しい思いのまま京都を楽しみ、帰りに再度「淀屋橋駅」で尋ねたが、やはり届いていなかった。拾得物はどの駅でも検索出来るシステムになっているそうだ。諦められず、しつこくも最後に「なかもず駅」でもう一度尋ねたが、やはり届いていなかった。
少し年輩の駅職員さんが、ホームで落としたか、車内か?と聞いてくれ、ホームで3両目あたりと言うと、軌道内ではないか?と言われた。もしかしたら?と言うと、懐中電灯と、拾うための長い棒を持ってホームを探してくれた。
発車前の車両が停車中で、懐中電灯を照らしても、20㎝ほどの隙間では見つけらなかった。その車両が発車しても、直ぐ別の車両が到着し、軌道上に降りることは出来ない。職員さんは「終電車が終わってから見ておいてあげます!」と親切に言ってくださった。
たいそうに言うほどのブランド物でもなく、どちらかと言えばデザインが変わっているだけの、安物で、諦めやすい性格の私としては、すこし気恥ずかしい思いはしたが、諦められなかった。
始発駅だから発車するまで時間があったので、隙間を覗きながら行き来していたら、一人の女性が「何か無くされましたか?」と聞いてくれた。「ええ、落とし物ですが、駅員さんにもお願いしましたので、ありがとうございます!」人のことなど知らんぷりが多い現代、何故かホッとする。
翌日電話で問い合わせると、「軌道内に落ちてました!」
親切にして下さった大阪市営地下鉄の職員の方に心からのお礼を!そして、最後まで諦めなかった自分自身に100点満点あげよう!最後に神隠しの神さまから、時計を拾ってくれた、捨てる神ならぬ拾う神さまに感謝!神さまへの感謝が最後ではなく一番かな?
八坂神社入り口の紅葉。神さまに探し出して下さいとお願いしたわけではなかったが・・・。