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干し柿
2023.12.10
カテゴリー:日記
昔は一軒家ならたとえ都会に住んでいても庭にはイチジクや柿の木が植えられていた気がする。子供時代は堺市内に住んでいたが庭にイチジクの木があった。
今は居住地から少し遠出をするとニュータウンの住宅地が広がっているが、果樹が植えられているお宅は殆ど見当たらない。昔と違って一戸建て住宅は庭が狭く余地がないからだろうか。まして渋柿となるとマーケットでも売っていないし、家庭で干し柿を作ることもめったにない。先日「田舎の友が送ってくれたので干し柿にした」と友人から10個ほど連なったのをいただいた。
軒下に吊したいが団地やマンションでは昔のような軒がなく、ベランダに干すしか方法がない。今年の春、観賞用に育てたサツマイモを日光に当てようとベランダに出したら、糞のお土産つきでカラスに襲われ荒らされた苦い経験がある。今回は最初から撃退法として古いCD版を吊したら効果覿面だった。
ベランダは日当たりが良い設計になっているから陰干しするのは難しいが、室内で干して時々ベランダに出すなど慈しんでいたら、上等の干し柿ができ一粒ずつ味わっていたがだんだん固くなり始めた。固くなったら酒に蜂蜜か氷砂糖を加えて漬けると良いと、母から教わっていたので漬け込むと、ポッテリとして最高に美味しい干し柿になった。以前ワイン付けにしたことがあったがこれも乙な味だった。