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親知らず
2008.11.20
カテゴリー:日記
何年か前に下の奥歯の更に奥に痛みがあり、ゴマよりも小さい白いものがあるのを見つけた。はじめは化膿しているのかと思ったが、そっと触ってみると堅かった。思春期をとうの昔に過ぎたこの歳で、親知らずとは思えずとても不思議だった。
しばらく様子を見たが、小さな白い固まりはだんだん大きくなってきて、明らかに親知らずだと思えた。年に一度は歯の健康診断に行くので、歯科で尋ねたら、やはり親知らずと診断された。
特に珍しいことはなく、歳を取ってからでも、親知らずは結構生えるものらしい。しかも私の場合、横向きに生えていて、ちょっと厄介なのだ。親しい友人から、「横しまな性格だからやっぱりねぇ~!」なんて嫌みをいわれそうな気がしなくもないが、これも特に珍しいことではなく、ときどき事例としてあるそうだ。
歳も歳なので、抜かずに様子を見ることになり、虫歯になりやすいからと、フッ素を吹き付ける治療はいつも行ってきた。ところが最近の歯科検診で、親知らずの隣の歯が虫歯になっていることが分かった。
横に生えていて、頭が少ししか出ていないから、抜くのも大変だし、虫歯になった場所はレントゲンでしか見えない部分で、治療するには健康な部分を大きく削らなければならないらしく、今は応急処置をしてもらっているが、歯も頭も痛い話である。
枯れた葉に朝露が残っていた。寒さが凍みる季節になったが、私の歯がしみるのは止まるだろうか?