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暑さ寒さも彼岸まで
2022.03.22
カテゴリー:日記
日本の慣用句に「暑さ寒さも彼岸まで」と言うのがある。「冬の寒さは春分頃まで、夏の暑さは秋分頃までに和らぎ、凌ぎやすくなる」という意味で使われ、昔から母や祖母が良く口にしていた。
日本は季節の変化が豊富で人の季節感も優れている。春秋の訪れとしての表現は、概ねその通りだったが最近は少々違ってきた。一週間前は急に暖かくなり、春近しと楽しみにしていたが、ここニ、三日は寒さが逆戻りして春は遠退いてしまった。
この慣用句は季節の表現だけでなく、「どんなに困難な事があっても、やがて終わりは来る。だから諦めずに耐えよ」と人生の教訓としても使われ「冬来たりなば春遠からじ」も同様に心に刻みたい良い格言となっている。
日本は八百万の神の国なので、自然の摂理は即ち神の摂理かも知れない。
教室近くにある神社の紅梅。急に春めいたので終わりかけていた。