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「天声人語」何十年ぶりかで読む機会が…
2020.09.19
カテゴリー:日記
今年私立中学1年生になった知人の子供が、宿題で「天声人語」の書き写しをしていたが、昔は大学入試に出題されるほど格調高い記事だったので、今では中学生がそれを書き写しするのか!と驚きながら内容を見てみた。
ここ何十年も天声人語を読むことがなく、久しぶりにその宿題の2枚を読んでみた。文章表現は時代とともに変わって当然とは思うが、昔のイメージとは全く違っていた。
一つは程々の文章力で書かれてはいたが、内容は首をかしげてしまうようなもので、もう一つは口はばったい感想ではあるが、これが新聞記者の文章か?と疑うほど稚拙な文面で、まるで箇条書きで書いたような文体、本当の日本語教育を受けたのだろうか?と不愉快になるほど後味の悪い文章だった。
今から27年前の1993年に宮尾登美子氏の「クレオパトラ」が朝日新聞の日曜版に連載された。谷川泰宏氏挿絵の美しさに感動して切り抜き保存していた何枚かが、先日本棚から出てきた。あの時代の朝日新聞にはもう戻れないのだろうか?