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ダ・ヴィンチ・コード
2006.06.13
カテゴリー:日記
大阪に出るときは、用事をまとめて出かける。朝から楽器店、午後は友人が出品する写真展をのぞき、そして前から見たいと思っていた「ダ・ヴィンチ・コード」を見てきた。何の予備知識もなく見てしまうと、内容が非常に難解である。私の理解度が悪いのかとへこんでいたが、帰宅後ネットを見ると分かりにくいという評価が多くあったので、少し安心?した。
原作を読んだ人からの評価は悪く、原作を知らない人は内容の難解さを挙げていた。私もこの部類に属する。ダ・ヴィンチに関する知識より、キリスト教に関する知識が乏しいと理解し難い。
内容は原作の高い評価どおりに面白く、それを2時間ほどの映画にすると、展開の早い難解なものになるのかも知れない。かなりの残酷シーンがあり、○をつけるには躊躇する。しかしこれも作者の意図したことだろうか?
原作を読みたくなったし、読んでから言うべきことかも知れないが、原作者の意図したことは、キリスト教会から認められていない福音書に目を向けると、こんな考えもありなんだ!と言いたかったのではないだろうか?と想像がふくらむ。
特に私が強く感じたのは、過去、科学の発達を宗教が迫害してきた。コペルニクス、ガリレイ、ニュートン、すべて然りで映画の中でも、ニュートンの名前は出てきた。
言論が自由な現代でも、大きな力を持つキリスト教を批判することは出来ない。恐らくレオナロルド・ダ・ヴィンチも絵の中に自分が述べたかったことを託したのではないか?と原作者、ダン・ブラウンは思ったのではないだろうか?それに共鳴した映画監督、ロン・ハワードとプロデューサーが映画製作に取りかかったのではないだろうか?
これはあくまで私の個人的な独断と偏見に満ちた想像に過ぎない。
目を向けていられないようなショッキングな画面を見たあとはこんな優しい花を見ていたい。