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映画「マチネの終わりに」を鑑賞
2019.11.12
カテゴリー:日記
クラシックギターのギタリストが主人公の物語となると、是が非でも見なければと思っていた。先に原作を読むほうが良いと思うが、映画は思いついた時に行かなければ見損なってしまう。昨日ようやく映画館に行くことができた。
主人公の蒔野聡史役の福山雅治さんはもともとクラシックギタリスト?と思わせるほど、演奏も演技も素晴らしい。洋子役の石田ゆり子さんは温かい人間像がにじみ出てどんどん引き込まれてしまった。中年にさしかかる大人のラブストーリーだが、テロ、戦争、世界の対立などが盛り込まれていて、会話の内容はとても深い。この会話をより深く理解するにはやはり原作を読むべきと思った。
バリオスの「大聖堂 第1楽章」が流れて映画は始まった。前半の音楽は殆どがクラシックギター曲で、最後に演奏された「幸福の硬貨」は福山自身の演奏だそうで素晴らしい!これはもうCDを買わずにはいられない。
小説とギターの調べとともに鑑賞することが出来る「マチネの終わりにand more…」と言うタイトルのCDが発売されているので、映画で挿入された曲を聴きたいなら「オリジナル・サウンドトラック版」を選ぶほうが良さそうだ。
芥川賞作家、平野啓一郎氏が「マチネの終わりに」を書き下ろすとき、世界のギタリスト福田進一氏が関わり「オリジナル・サウンドトラック版」はその福田氏が殆ど演奏され、先にも書いたように「幸福の硬貨」は福山氏が、また荘村清志氏の演奏も1曲あるようだ。