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イタリア・ミラノでは
2006.02.26
カテゴリー:日記
HPの「イタリアだより」を見た方から、ミラノ音楽院と国立ヴェルディ音楽院は同じか?との質問メールが届いた。ちょうどオリンピックの話題も聞きたかったので、早速ミラノ在住のEmi先生にメールをした。
トリノはミラノから近いらしいが、イタリア人との間の会話では、ほとんどオリンピックの話題はなく、スキーはどこに行くのか?などと、関心が薄くて、NHKのように詳細に放映していないようだ。
テレビ放映はイタリア人選手が出場し、そして人気のある種目ぐらいで、フィギュアスケートなど全部は見られないらしい。そういえばスケート種目では、イタリア人選手は少なかったように思う。
唯一詳しく放送されたのは開会式だけで開催国という気がしない、とのことだった。
これが日本だったら、上を下への大騒ぎになるところだが、お国柄ということなのだろうか?
質問者へは、Emi先生からすぐ返事がないかも知れないことを想定して、待たせては悪いと思い、事情を話し二三日猶予くださいと、とりあえず返事をした。
ミラノからはすぐ返事があり、「音楽院はミラノの方は私立で、ヴェルディは国立、調べてみたが詳しく判らないので、このサイトへアクセスしてみて欲しい。」と国立ヴェルディ音楽院のURLが記されていたので、先方に知らせたら、再度メールがきた。
最初の質問は「ある雑誌のインタビュー記事で、イタリア国立ミラノヴェルディ音楽院に日本人音楽家のためのマスタークラスをオーガナイズしたと記されているが、ミラノ音楽院と国立ヴェルディ音楽院は同じなのか?」だった。
そして2度目のメールには「違うことは判ったが、そのコースへの参加を検討していて、雑誌に示されたアドレスはリンクが切れているし、書かれていたアドレス(国立ヴェルディ音楽院)ではそのような予定がなさそうだし、どこへ問い合わせたらよいのかわからず困っている」とあった。勿論もう少し丁寧に書かれてはいたが・・・。
問い合わせる相手が違うのではないかと思い、その出版社に聞かれるほうが早いのでは?と返信した。
そうしたら、「編集部に質問しているつもりが、違ったところに質問してしまったようですね。」と返信メールがきたが、お詫びの文章にしては「ぅん?」と思ってしまった。
「失礼しました」とは書かれていたが、「違ったところに質問してしまったようですね」は無いんじゃない?業者に問い合わせるのと訳が違う。
全く関係ないサイトで、親切に調べてもらった相手に対するお詫びの言葉としては、心がなさ過ぎる。
現代の若者が書く文章はこんなものと思うべきなのか?
オペラは人生模様を描く真の芸術劇。本場イタリアでオペラを学ぶのなら、先ずは母国語である日本語を、正しく美しく使って欲しいと思うのは、オバサンのイヤミというものだろうか