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音楽教室発表会 最近の子供たちのお辞儀
2016.10.18
カテゴリー:日記
秋は演奏の機会が多い。独奏のとき舞台で一礼するが、私は右手でギターのネックを持ち、左手はヘッドに軽く添えて一礼している。
以前から美しいお辞儀を心がけてきたが、最近のマナー教室の先生の指導や、百貨店店員のお辞儀を見ていると、これまで思ってきた形と少々違う!。最近のマナーはこう変わったのか?と「正しい立礼」を調べたらその違いが判った。手をお腹の辺りで組み、両肘を張るあのお辞儀は、韓国式の「コンス」と言われる礼儀らしい。
礼儀は国の歴史や伝統文化、服飾と深い関係があり、韓国のチマチョゴリはバストの下で切り替えがあるため、お辞儀をするとスカートが前下がりになる。それを防ぐため両手をお腹で押さえてお辞儀をする。
現代の日本は殆どが洋服だから、どのような形も可能だが、和服の時あの韓国式お辞儀では、肘を張り出すため袖が広がり何とも不格好だ。マナーの先生はそれを承知の上で教えてるのだろうか?
昔のヨーロッパでは、女性は小さい時からウエストを細くするため堅いコルセットを着けていた。そのため腰を曲げることができない。カーテシーと言われる、片足を斜め後ろに引き、もう片方の足は膝を軽く曲げ、背筋を伸ばしたまま挨拶する。今も目上の人への挨拶は変わらないが、ミニスカートでこの挨拶をしたらゲス男盗撮の恰好の餌食になりそうだ。外国では一般に握手ですむ。
ニュースやコマーシャルを見た人は最近はあのような立礼に変わったのかと勘違いする人が増えるかもしれない。巷のピアノ教室発表会での写真集を見ると、女の子は韓国式コンス立礼が殆ど。何だか悲しく淋しい…。間違っても日本男子はそんなお辞儀をしないで欲しい。