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北斎 特別展 ー風景・美人・奇想ー
2012.11.12
カテゴリー:日記

 葛飾北斎の特別展が「大坂市立美術館」で10月30日~12月9日まで開催されている。ある友人から素晴らしかったと聞き、行きたくなった。

 ちょうど美容院に行く時期でもあったので、両方すませたかったが、美術館と美容院はどちらも月曜が休み、この日程で仕事のない日となると日曜、火曜日になってしまう。あいにく行きつけの美容院は月半ばの月・火は連休で、日曜しか日程がない。11日(日)幸か不幸か終日雨だったので、まあ、空いているかな?と雨に打たれながら天王寺へ出かけた。

 日曜にしては空いているほうかも知れないが、やはり混雑していた。油絵と違い全体に小さい絵が多く、近くに寄らないと見にくい。間近で見ようと思うとその程度の混雑でも堪えた。

 「富嶽三十六景」は期間中何度か入れ替えられるようだが、やはり素晴らしい!その構図の斬新さは200年以上も昔の作品とはとても思えない。タイトルに「風景・美人・奇想」とあるように、風景や美人画でけでなく奇想天外な絵と発想に驚かされた。

 孫が祖母の肩をたたき嫁?が飽き飽きした顔で小言を聞く図に「ばばさまの小言とかけて九月三十日(くぐわみそか)ととく、その心は 秋はてた」となぞなぞが書かれているかと思うと、現代で言う漫画本があったりと、多芸多才だった様子がうかがえた。

 本当かどうか?定かでないが、ドビッシーは北斎の「波の絵」に刺激されて「海」という管弦楽曲を作曲したそうだ。

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