演奏会 カテゴリー
書道展での演奏
2008.04.29
カテゴリー:演奏会
書家のYさんから、作品展での演奏を頼まれた。急な話だったが、そこでは初めての演奏なので、過去に手がけたレパートリーで良いなら・・・ということで引き受けた。私たちカノンの演奏の前に、詩人のH氏のお話があり、タイトルは「感性について」。内容は、21世紀の指導者は、感性の優れた人だけが成功する。というものだった。「金子みすゞ」「茨木のり子」と、対照的な二人の詩を引用しての話は、同じ感性を育てる立場のものとして、とても感銘を受けた。
いつもは程度の差こそあれ、認知症のお年寄りの多いところでの演奏だが、今回は耳のしっかりした方々に聞かれるので、うれしいような心配なような・・・。しかも「感性豊かに」の話の後でもあり、気合いが入った。
いつもの老人ホームとはまるで反応が違った。曲が変わるとき、キーボードの音源を変えるため、愛子さんは打ち込みをしなければならない。私は彼女が忙しくしている間、短いコメントを入れることにしているが、今回はそれもニコニコ聞いてくれるし、気持ちが弾んで、良い演奏が出来た。
詩人のH氏にも褒められ、久しぶりに充実感を味わうことができた。
遊び心で油絵風にいじってみた。