演奏会 カテゴリー
ギタークラブのボランティア演奏
2007.12.16
カテゴリー:演奏会
公民館ギタークラブ員の中に、介護の仕事をしている人が何人かいる。その一人が携わる特別養護老人ホームのクリスマス会で、ボランティア演奏予定の一つが、出演不能になったため、穴埋めして欲しいと2週間前に依頼された。このギタークラブは20年の経験があり、アマチュアとしては実力のある方だが、2週間の猶予では新部員などすぐに対応できない。指導する者としては、そう簡単に引き受けられないが、介護の部員から見ると、メロディーと伴奏があれば、お年寄りにはもうそれで十分と思っているふしがある。
はじめ、「この曲はお年寄りに向かない!」などと選曲で選り好みをしていたが、向き不向きなど考えるだけの、時間の余裕もそんな実力もない。 音楽に携わる者と、そうでない者とでは演奏に対する考え方というか、心構えに温度差がある。
童謡を主にとみんなが言うので、それなら助っ人を頼まなければ、いくら簡単な曲と言っても、弾き込んでいない曲を、心配しながら弾いていては、途中で止まってしまう可能性がある。初見の出来る知人を必死で考え依頼したところ、快く引き受けてくれた。
助っ人を頼んだ翌日、演奏依頼を受けた部員から電話があった。「老人ホームに話したら、誰が来ても童謡ばかりだから、そうでない曲の方が良いといっているので、先生、童謡でなくても良さそうです!」それならそんなに慌てなくてもいいし、知人にわざわざ頼まなくても良かった!
最近弾き込んだ曲に、クリスマスソングと、叙情歌2曲ほど加え、30分間の演奏は助っ人のお陰もあって、なんとか格好がついた。疲れた~。
メモリーカードに残りのないことをうっかりしていたら、この一枚のみ撮影してもらえた。このごろ忘れっぽい。私も老人ホームへの距離が近くなったか