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ジョン・ウィリアムス最後の来日公演
2013.10.19
カテゴリー:演奏会
楽しみにしていた「ジョン・ウィリアムス」のコンサートが今日19日(土)14:00 大阪ザ・シンフォニーホールで開催された。変わらず滑らかな指裁きで完璧なテクニック、更に表現の色の深さなど、「king of guitar」と呼ばれれるに相応しい演奏だった。
当日のプログラムを掲載したいが、あまりにも多いので割愛する。トップに弾いた「ヴィラ=ロボス作曲、前奏曲」だけでも5曲ある。次にモーツアルト「魔笛」の主題による変奏曲だから、いくつものバリエーション、そして前半最後はバッハの「シャコンヌ」当日は体調を崩されているのか、何度も咳ををしていたが、それであれだけの大曲を完璧に弾きこなす、やはり天才は違う!
引退の噂があると聞いていたが、6月にチケットを購入し安心していたので、単なる噂だろうぐらいに軽く考えていた。でも7月には引退を公表したようで、今日まで知らずにいたことも併せてショック!!!
世紀の巨匠「セゴビア」亡きあと第一の弟子と言われたジョン・ウィリアムスが引退する。今年に入って「稲垣稔」が他界、「村治佳織」は舌癌とギター界は不幸続き!と思って嘆いていた矢先の追い打ちパンチだ!
ただ一つの救いはザ・シンホニーホールの情報誌10月号に掲載されている、福田進一氏がジョンに送ったメールの返信で、2つのポイントを皆に伝えて欲しい「一つは初来日から今年は50年目にあたる記念すべきツアーであること。二つ目はすべての海外旅行とソロ・リサイタル活動から引退するが、レコーディングは続けるし、作曲もする。そしてイギリス国内限定のいくつかの特別プロジェクトを予定している」とのこと。
同じくセゴビアの愛弟子である私の恩師「松田晃演」先生がセゴビアの意思を継ぎ、演奏活動を続けておられるが、これからもお元気で活動を続けて欲しいと願ってやまない。
Bプログラムだったが、アンコール曲は「バリオス:フリア・フロリダ」と「プレトリウス:3つの舞曲」ところが出口に張り出された掲示板には「フリア・フロリダ」が「ユリア・フロリダ」と書かれていた。ギター音楽に詳しい人はこのミスにすぐ気づくが、あまり詳しくない人のために、余計なお節介ながら、書いた人に嫌われるの覚悟で、あえて正しい曲名を掲載しておこう!