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「アヴェ・マリア」Singer Song Writerでギター合奏に編曲
2014.01.21
カテゴリー:編曲
Singer Song Lighterでギター合奏の編曲を2001年から始めたと思う。著作権のことを考えると、クラシック曲を選択するのが楽だが、反対に合奏クラブが演奏に苦労する。学校のクラブのように毎日練習出来ない公民館クラブは、基礎練習もままならず、どうしてもポピューラーな曲になりがちだったが、今回以前から好きだったシューベルトの「アヴェ・マリア」を編曲してみようと思った。
ギターは音が伸びない楽器で、あのゆったりしたイメージが出せるだろうか?と気になったが、キーボードの扱えるクラブ員がいるので、オルガン音源を使えば何とかなりそうな気がして手がけてみた。これまでギターの音源選びは迷わず「ナイロンギター」を選んできた(クラシックギターという音源は設定されていない)が、今回始めてデジタル音の堅さと響きの悪さに悩んでしまった。
電子楽器はクラシックのギター音だけは本物そっくりに表現できないと以前から聞いていて、前回Lit7で「また君に恋してる」や「ウイスキーが、お好きでしょ」は「ナイロンギター」で「Reverb」「Chorus」をふんだんに使い、何とかそれらしい音が作れた。
ところが「アヴェ・マリア」はスローテンポな上に何拍も「タイ」がかかり、「Chorus」や「Reverb」をいくら使っても何ら効果がなく「やはり駄目かぁ~」と落ち込んだが、諦めきれず念のため音源を変えてみようと思いついた。
キーボードは「チャーチオルガン」を選び、それなりに重厚なイメージは出た。ギターを「ジャズギター」に変えてみたら、なんと!ガラッと音色が変わり、とても響くようになった!ただ、midiに変換すると「チャーチオルガン」は「チャッチーオルガン」になり、自慢できる代物でなくなったが、幸い新しいブログはmp3の大きいサイズも対応できるようになった。
合奏クラブが実際に演奏すれば音は堅くなり、響きも持続できないが、クラブ員はほどほどに良いギターを使っているので、何とかなりそうな気がする。
この編曲は増井容子によるオリジナル編曲です。無断転載、二次使用はご遠慮下さい。
5月18日お聞きいただきありがとうございます。また「アヴェ・マリア」お褒めいただき光栄です。
ゆったりした「アヴェ・マリア」はクラシックギターに向かないと思いましたが、チャレンジした甲斐がありました。
たまたまキーボードが弾ける大野さんがいて実現できました。
ギターがお好きならクラブに参加して下さいませんか?これ、勧誘です(笑)