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除夜の鐘 何故108 打つのか調べてみた
2021.12.30
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仏教では人間は108の煩悩に支配されていて、その煩悩を除くことを願い、大晦日の深夜から新年の明け方にかけ、108回打つと言われている。仏教で言う「煩悩」とは「自分自身を苦しめる心」詳しくは「有無同然(うむどうぜん)と言い、「欲しいものが手に入っても幸せになれない」と言うことらしい。
六根(眼、耳、鼻、舌、身、意)
三不同(好・平・悪)
二 染と浄
三世(現在・過去・未来)
これが108の煩悩で掛け合わせると、6X3X2X3=108で、私たちを生涯悩ませる煩悩の数になるようだ。
最近除夜の鐘がうるさい!と地域住民からの苦情で取りやめる寺社もあると聞くが、本来日本人は詳しい意味を理解せずとも、1年の締めくくりとして反省と新たな年への祈りを込めて受け止めている。
仏教思想の解説は難しいが、この意味を理解すればすばらしいと思えるに違いない。倫理教育に無関心な国の国民には理解できないことかもしれないが。
自宅から道路を隔て向かいにある「高倉寺」の梵鐘。大東亜戦争時一旦供出されたが、由緒ある梵鐘と認定され戻されたと記述されていた。自由に打鐘できこの日は小学生の兄弟がついていた。