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「マリオネット」クリスマスコンサート
2013.12.23
カテゴリー:演奏会

ポルトガルギターの湯浅隆さんとマンドリンの吉田剛士さんの「 マリオネット 」クリスマスコンサートが、神戸の酒造メーカー「日本盛」が運営する「煉瓦館」で開催され、久しぶりに素晴らしいヂュオを聞く機会に恵まれた。

日本盛の煉瓦館は「酒蔵通り」と呼ばれる場所にあり、赤煉瓦でレトロな建物はおしゃれな神戸!そのものだった。哀愁に満ちたポルトガルギターはマンドリン、マンドリュート、ギターとよくマッチし、お二人の技術が更に磨かれたことを存分に証明してくれた。

最も有名なオリジナル曲は「南蛮渡来」で、今年2013年は日本ポルトガル友好470周年、更に日本・ポルトガル修好条約締結150周年記念の年に当たり、我が町堺市は日本で初めての鉄砲制作など、ポルトガルとは縁が深く、堺市から作曲を依頼されたそうだ。

当日はライブ形式のコンサートで、プログラムがないため曲名が定かでないが、確か「南蛮Sacai」「Sakai」でなく「Sacai」にしたとのことだった。タイトルを指定され「南蛮渡来」そっくりでも、全く違っていても、「南蛮」がタイトルとしてつく限り、どちらも困るので「苦労した!」とのことだった。

堺市はこれまでも「南蛮渡来」の文字をしょっちゅう使っている。街のあちこちでポルトガルの古い装束の絵が描かれていて、マリオネットは市のイメージにぴったりなのだと思う。

ポルトガルギターの奏法は独特でこぶしがふんだんに使われる。そのポルトガルギターとイタリアのマンドリン、マンドリュート、そしてスペインのギターがコラボして独特の世界に誘われ、あれだけの音楽表現をするには二人の凄い努力がうかがえる、素晴らしいコンサートだった。

「日本盛」のお土産つきだったので、これでお正月用御神酒の準備が出来た!

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 ホールはこぢんまりとして美しく入場者のいないうちに撮影させてもらった。新発売のCD「Zipangu Fado」にサインする二人

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