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ギターワンポイントレッスン

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16 はじめてのギター・左右のタイミング(シンクロ)を指に覚えさせよう
2020.06.23

はじめてギターにチャレンジすると、右も左も全く分かりませんが、それでもどうにか努力している内に、どの弦が何の音かが分かるようになります。次に悩むのが左右のタイミングを合わせるコツです。

 

■タイミングを合わせることを「シンクロ」と言いますが、左右の指のタイミングが合わないと、音とリズムがグチャグチャになり、演奏(音楽)とは言えなくなってしまいます。

 

■エレキギターの奏法は「リードギター」(メロディーを受け持つ)と「バッキングギター」(コードで伴奏を受け持つ)に分かれます。

 

 

♥エレキギター&アコースティックギターのコード練習での左右タイミングについて

 

 右手ピックはゆっくりと、2ビート(トゥビート)からはじめます。慣れたら徐々に4ビート、8ビート、16ビートと進めますが、左手のコードは多くを使わず、2つあるいは4つまでに限定して練習すると指は早く覚えます。決して焦らず、出来るだけ遅いテンポからはじめましょう。

 

 ピックはゆっくりダウンから始め、慣れたらダウン・アップ(オルタネイト)で練習します。エレキのリードギター(ソロ)は単音(音階など)を主に、バッキング(伴奏)は和音でコード練習を主に練習します。

 

 バッキングは慣れて速度がアップすると、コード移動で次のコードに気を取られ、指を早く離し違うコードになることがあるので注意が必要です。慣れるまで速度を早くしないようにしましょう。特に最後のアップ音のタイミングが短くなり、リズムのバランスがくずれ、余裕のない演奏になりがちです。リードギターのダウンアップも同じで、ゆっくり丁寧に練習する事が大切です。

 

 アコギでのフルコード(6弦全ての弦を使用するコード)の練習は、E・F・G 系統の全てのコード(マイナーを含む)は6弦から、A・B・C 系統のコーは5弦から、Dコードは4弦から引き下ろすこと。根音(和音、コードの名前の基となる音)を最初に正しく押弦するためです。

 

 エレキの場合は低音弦のみでコード弾きする事が多々あります。伴奏を弾くことを「バッキング」といいますが、 ギターコードのバッキングは、低音弦5・6弦のみか又は4弦までを使用するコート弾き(省略コード)で演奏する事が多く、初心者でも比較的習得しやすくなります。

 

 左右のタイミングが揃ってきたらテンポを少しずつ上げましょう。この場合メトロノームを使用すると正確なテンポが刻めます。特にリードギターの早引き練習では、メトロノームは重要です。リードギターは単旋律でメロディーを受け持つので、音階練習で左右のタイミングを覚えさせましょう。クラシックの音階練習も参考になります。

 

 

♥クラシックギター左右の指のタイミングを計る

 

 クラシックギターは音階を覚えることから始めます。左手は親指を除き全ての指ががフレット(指板)を押さえたり離したりの連続で、それに合わせて右手が弦を爪弾きます。そのためタイミングがずれないよう、心がけなければなりません。

 

 左手が押弦し右手がその弦を弾く瞬間、遠くから来る予備運動的動き(大振り)が加わるとタイミングが遅れます。従って右指は各弦の近くに置き、遠くから動かない(バタバタしない)ようにするべきです。

 

 音階やメロディーを弾く時は右手の同じ指(1本指)は使わず、必ず交互か、i・m・a (人差し指・中指・薬指)のいずれかを使います。pの親指は音階では使用せず、基本的に和音を弾く時と低音のメロディーを弾く時に受け持ちます。

 

 左指が押さえた後、離す瞬間のタイミングが早いと、途切れ途切れの音になり、いわゆるスタッカート的音階となります。ロングトーンで音階が弾けるよう心がけましょう。初めから和音のある練習曲はハードルが高いので、先ずは単旋律の曲にチャレンジすることをお勧めします。

 

 左右のタイミングが少し合わせられるようになれば、和音が含まれる簡単な練習曲にチャレンジできます。短い1曲を一週間かけて練習しましょう。

 

 

♥千里の道も一歩からです。みっちり時間をかけて練習すれば、高い山も征服出来ます。一歩一歩進みましょう。

 

 

旧ワンポイントレッスン

4 左右のタイミングを指に覚えさせよう

 

 

 

 

 

Edouard Manet 1832~1883 (マネ) 代表作は『草上の昼食』『笛を吹く少年』など。

 

 

 

 

 


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