ギターワンポイントレッスン
14 ギター初心者の右手基礎練習(フィンガーピッキング)
2017.02.26
14 ピックを使わない右手奏法をフィンガーピッキングと呼んでいますが、この奏法は訓練が重要です。
♦フィンガーピッキング(右手奏法)は右手小指以外、全ての指が思い通りに動くよう、訓練しなければなりません。
♥特にクラシックギターでは右手の訓練は大変重要です。
♥アコースティックギターもアルベジオを多様するならパターン練習が必要です。
♥エレキギターはピックを使わない奏法、指弾き(フィンガーピッキング)をするなら、やはり訓練しなければなりません。
ギターの種類が何であれ、ソロ演奏をしたい人は先ずは右手の基礎練習をお勧めします。
♥エレキ・アコギなどの具体的な右手練習は、先ずは簡単なコードで、ストローク(低音弦から高音弦にかけてピックまたは指で弾き下ろす)の練習を何度も繰り返します。ここではまだ右指は使いません。
♥次ぎに音階・アルペジオなどの基礎練習やパターン練習をしますが、クラシックギターは教本にある音階、アルペジオ、練習曲をハ長調から順番に、丁寧に練習する事です。
♥クラシックの演奏のように全ての指を使う奏法は、先ず右手のホームが大切です。ある意味このホームはピックを持つ時の右手にも共通します。
♥要点としては親指(P)が他の指より突き出ていることです。ピックはこの親指のホームで、人差し指と親指で持つと弾きやすく、弦にも当てやすくスムーズになります。エレキ・アコギはもう少ブリッジ側に傾いても大丈夫です。
♥会得するポイントは右手首がギターのボディに直角に近い形で構えることです。(下図参照)
♥右手ホームを身につけるのに、かなりの時間がかかります。何故なら、自然体ではないからです。自然体で右手を構えれば、弦に対して直角にはならず45°ほど斜めに傾きますが、エレキ・アコギは斜めに傾いても極端でなければ許容範囲です。
♥クラシックのソロ曲を目指すなら、絶対と言って良いほど、この右手ホームを会得しない限り、弾きこなすのは難しいでしょう。出来るだけ講師に師事し、アドバイスを受けることをおすすめします。
♥アコギで弾き語りや歌の伴奏でアルペジオ奏法をしたいなら、クラシックギターでのアルペジオバターン練習がおすすめです。パターンは無数にあるので、歌で使われそうなパターンをいくつか練習し、できればそれを自分流に工夫すると、とても格好良い演奏ができます。
右手に関する詳しい記事は「旧ワンポイントレッスン」でいくつか書いているので参考にして下さい。
旧ワンポイントレッスン
No.92:右手の無駄
No.93:右手親指(P)の無駄な動き
補遺No.12:右手のフォーム
補遺No.13:右手のフォームⅡ