ギターワンポイントレッスン
7 チューニング(調弦)の方法
2014.06.10
7 調弦(チューニング)はどうすれば良い?
音を合わせるのはどうするのだろう?
♥ギターを手に入れて最初に悩む問題です。購入時は弦をゆるめているのでバラバラです。「さあ弾こう!」と思っても調弦はどうするのかが全く判りません!
楽器店で購入すれば聞くこともできますが、ネットで購入したり、人から譲ってもらった場合は聞けません。
簡単に言えば方法は2つ。
①耳で判断する
②目で判断する
どちらも初心者用教則本に方法は必ず示されています。
①耳で判断するのはかなり訓練が必要です。
●音を判断する聴覚は子供の時から訓練(良い音楽(クラシック)を沢山聞くなど)が必要で普通は音の違いを聞き分けるのは困難です。
●特にギターの実音は他の楽器と違い、1オクターブ低く設定されています。低い音は聞き分け難く、鍵盤楽器などで合わせる時は、実際に聞こえるギターの音は、ピアノより1オクターブ低いので注意しなければなりません。初心者は高く上げすぎて弦を切ることがよくあります。
●上級者になると特殊奏法のハーモニックスを使って調弦する方法があり、より簡単に調弦できるようになります。
②目で判断する
●チューナーと言われる調弦器を使います。チューナーは弦の振動で周波数を判断し、数値を数字やグラフで表示するもので、目で判断することができます。発売当初は粘着式の米国製輸入品で高価なものでしたが、今はクリップ式になり便利になりました。
●現在(2020)は多種多様の小型クリップ式製品が普及しています。更に最近ではスマートフォンに多くのアプリが導入されています。
●チューナーは発売メーカーによって操作方法が多少違います。楽器店で購入の場合は店員に聞けますが、ネットでの購入は聞くことができませんから、取扱説明書をゆっくり読めば理解出来ます。
●チューナーを使う時でも目だけに頼らないで、常に音を聞きながら耳の訓練もするよう心がけましょう。
●どうしても成功しない時は、周りにはできる人が結構いますから、探してみることも方法の一つです。
1弦(ミ)E 2弦(シ)B 3弦(ソ)G 4弦(レ)D 5弦(ラ)A 6弦(ミ)E
クリックで画像を拡大することができます。
調弦の注意事項
先に話したようにギターは構造上、他の楽器より1オクターブ低く調弦されています。即ち上記画像に表示された音符より実音は1オクターブ低くなります。そのことをよく理解し、ピアノなどの経験者は音符どおり耳で調弦して、上げ過ぎて弦を切らないよう注意しましょう。