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政令指定都市
2006.04.01
カテゴリー:ニュース
今日4月1日、我が町堺市は15番目の「政令指定都市」として誕生した。堺市はとても古い歴史を持ち、世界最大級の墳墓、仁徳天皇陵、千利休、与謝野晶子の出身地としても有名で、江戸末期には南蛮渡来の町として知られ、盛んに貿易が行われたが、何故か全国的に知名度は低い。
母の女学校の友人で与謝野晶子の姪の一人がいた。女学生の時、その鳳さんと一緒に東京の与謝野晶子邸を訪ねたら、部屋に籠もりっきりで執筆をしていて、「いらっしゃい!ゆっくりして行きなさい。」とひとこと言ってもらっただけだったという。
昔母から聞いた話では、わが家は駿河屋(晶子の実家)でお菓子を購入していて、祖母が言うには、晶子は、「あき」ではなく「おしょう」と呼ばれていた。
髪は結い髪にせず、洗いっぱなしで、店番のときはいつも読書していて、「駿河屋のみだれ髪」と言われていた。「みだれ髪」はその頃のニックネームだったらしい。
母が女学生の時は、与謝野晶子は「君死にたまふことなかれ」以来、堺高女で国賊扱いされ、当時の校長先生は学校の恥だと涙を流して訴えられた。
末っ子の私が昔に聞いた話で、しかも記憶が正しいかどうかもわからないが、こんな歴史を思うと今の平和をとてもありがたいと思う。
歴史ある我が町堺、政令指定都市になり、ますます発展してくれることを祈ろう。
泉ヶ丘駅前に出来ている大型児童館「ビッグバーン」を望む。