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京都鴨川のトビ
2012.05.03
カテゴリー:ニュース
大型連休後半、特に予定もなく、冬物衣類の片付けを予定していたが、天気が今ひとつで、はかどらなかった。夕方テレビ朝日のニュース番組を見ていたら、最近鴨川でお弁当を食べている人を襲うトビが増え、大変危険だと言う。
スタッフの一人がお弁当を広げ、どうなるかを実験したところ、間もなくトビの集団が上空を飛び周り、アッと言う間にカラアゲをさらって行った。その間1秒ほど。
その瞬間を静止画像で見ると、丸く尖った足の爪で摘みこんでいた。その人の場合怪我はなかったが、怪我人が出ることも度々らしい。周りの人の証言を聞くと、ハンバーグやソーセージだけをさらっていったり、はじめは何が起こったのか判らないぐらいの早業だそうだ。
「ふいに横合いから大事な物を奪われる」と言う意味の例えに『鳶に油揚さらわれる』と言う格言がある。昔からトビは稲荷神社に供えられた油揚を横取りするような知能犯ではないだろうか?
何故このようなことが起きるのか?と野鳥の会の人に聞くと、「人間がそうさせるのです!」「人間が餌付けをするから、人から食べ物を取ること覚えたのです!」
誰が餌付けをしているのかを見てみると、大きな袋にパンの耳などを入れた老女が鳩に餌を与えていた。それをトビとカラスが横取りしていた。その老女が言うには、「誰とも話さないと淋しいでしょ?でも鳩は喜んで私の周りに寄ってくるのよ!喜ばせているんだからいいでしょ!私だけじゃなく他にもいっぱいいますよ!」
男性の一人はトビに向かって食べ物を放り投げ、空中で上手にキャッチするのを楽しんでいた。まるでゲームを楽しむかのように。
キャスターは「人がトビをそうさせたのです!禁止する条令もなく、マナーとモラルの問題なのでよく考えて欲しい」ここでもマナーの問題が取りあげられた。