花(誕生花) カテゴリー
萩(9月25日の誕生花)
2005.09.25
カテゴリー:花(誕生花)
手元にある誕生花の本によれば、9月25日は萩となっている。これまで萩の写真は何度も挑戦したが、撮影しょうとすると何故かいつも風が吹く。そして萩はコスモス同様風に揺れやすい。
花言葉は「思案」だそうだ。さんざん思案した末にようやくなんとか気に入った一枚が撮れた。本では「万葉集」で歌われている草花の中では萩がトップで141首あると記されていた。
一方「やまと花万葉」を見てみた。その中でこれが代表とは思えないが、つぎの歌が紹介されていた。
秋風は 日に異(け)に吹きぬ
高円(たかまど)の
野辺の秋萩 散らまく惜しくも
「高円の野辺に咲く萩が日増しに吹く秋風に散っていくのが惜しいなあ」
141首もあるのなら素敵な恋の歌はないものかと、サイトを探したらこんなのを見つけた。
万葉集に載せられた六首の歌がすべて大伴家持に贈る恋の歌である。山口女王(やまぐちのおおきみ)の歌。
秋萩に 置きたる露の 風吹きて
落つる涙は 留めかねつも
「秋萩に置いている露が、風に吹かれてこぼれ落ちるように、あなたのことを思ってとめどなく流れる涙はどうにも止めようがありません。」
大伴家持はそうとう女性にもてたようだ。