発見 カテゴリー
ツクツクボウシ(法師蝉)
2008.09.05
カテゴリー:発見
ここのところ、ようやくツクツクボウシの声が聞けるようになった。日中の気温から考えると、秋の訪れはまだまだ程遠いが・・・。
たまたま電子レンジを使っていると、ちょうど「ツクツクボウシ~」の鳴き声が聞こえ、レンジのカウントダウン表示をボ~と見ていたら、偶然鳴き声とピッタリ合った。
もしかして、「一秒に一回鳴いている?」と鳴き終わるまで聞いていたら、ピッタリ合致して鳴き終わった。
以前に聞いた話では、蛍は点滅速度と回数が決まっていて、そのとおり車のヘッドライトを点滅させたら蛍がいっぱい寄ってきたというのだ。どうやらあの光は「求愛ライト」の役割をはたしているらしい。また余談になるが、点滅間隔は東日本で4秒、西日本で2秒と違いがあるそうだ。
暇人!と言われそうだが、今日もう一度、時計を見ながら鳴き声を聞いてみた。ゆっくり歩く人と、早足の人があるように、セミにもテンポの違いが少しある。
1秒に1回ならメトロノームテンポ60(Larghetto)だが、だいたい殆どこのテンポで鳴いていた。中には鳴き終わる前にテンポが少し崩れて遅くなるのもいたが。
鳴き声は、始めと途中と終わりで泣き方が違う。3種類の鳴き声があり、イントロ部分は少し溜め気味に出る。テーマに入ると、15回~20数回インテンポで鳴く。(回数は決まっていないようだ)最後のコーダ?はだめ押し感があり、3回ほど繰り返してf(フォルテ)で終わる。
またまた余談になるが、俳句の季語でも「法師蝉」と言われるように、私たち古い人間は、「ツクツクボウシ~」と鳴くと思っているが、最近の若者は「オーシ、ツクツクオーシ、ツクツクオーシ・・」と聞こえているそうだ。
ベランダの向こうには大きな桜が茂っていて、そこからツクツクボウシやアブラゼミの声が聞こえる。この写真は道路向かい側だが、こんな自然が残されていて、蝉にとっては天国かも?