日記 カテゴリー
油蝉?&つくつく法師
2006.08.24
カテゴリー:日記
つくつく法師が鳴き出し、ようやく夏も終わろうとしている。木曜は自宅レッスン日で、朝から掃除洗濯と忙しかった。洗濯物を干そうとしたら、ベランダの植木鉢ケースの中で、パタパタと激しく羽音がして、「あ!この音は蝉が落ちているに違いない!」と思いベランダに出てみた。
案の定、瀬戸物の植木鉢ケースに蝉が落ち、仰向けのまま足をバタバタさせていた。街路樹のある道路を通ると、仰向けの蝉の亡骸をよく見かけるが、短いと言われる蝉の一生、その断末魔の音を聞くのは堪えがたかったので、外に出してあげることにした。
この子の最後の場所としてこの「コンクリートは辛いだろうなぁ~」と変な同情心が湧き、せめて植木鉢に移してあげたいと思ったが、わが家には樹木の鉢植えがない。枯れた蘭の鉢が横にあったので、瀬戸物のケースよりまだましではないかと、移してあげることにした。
枯れた蘭の根っこを必死で登ろうとしていたが、何度かコンクリーとに落ち、何度も土に戻してあげた。水分の全くない枯れた根っこでは可哀想と、じょうろで鉢植えの土にそっと水をかけたり、布団を干していたので、その陰に置いたりとかなり気を使った。
もう殆ど飛び立つ力は残っていない筈なのに、しばらく目を離した隙に、突然パタパタと音がして、アッという間にどこかに消えてしまった。4階のベランダから、やや下方に見える桜の木までは飛べないと思うので、恐らくそのまま墜落したに違いない。
たかが蝉一匹のことだけど、静かな最後を看取ってあげようと思ったのに、蝉には枯れた蘭の根っこなど不本意な死に場所だったのだろうか?それとも動物の本能で、死の寸前まで危険を感じて我が身を守ったのだろうか?
昨年の夏、階段燈にへばりついて 「ツクツクボウシ」 と激しく鳴いていた。これがつくつく法師だと思う。
woopieさま♪
私の写真の腕が悪いので、羽が透明に見えませんが、シースルーでした!
綺麗な羽根だなぁ~と思いました。
でも、アブラゼミかも知れません?
今まで見た蝉よりかなり小さかったです!
判らないけど墜落死した蝉の冥福を!
これはアブラゼミのようですね。
ツクツクホウシの羽根は透明ですよ。
ところで、こちらでは気のせいかクマゼミの鳴き声が、数年前から目立ちます。
~シャワシャワシャワ~というような声です。
子供の頃は、クマゼミは非常にめずらしく、鳴き声を聴くと必死で探したものです。
いまは、やたらと耳にします。
クマゼミはどちらかというと暖かい地方に多いらしいのですが、この地方でこれだけ耳にするようになったのは、やはり温暖化の影響でしょうかね。